ビゼー:「アルルの女」&「カルメン」
>> 名盤です
アルルの女をこれだけ豊かに演奏できるのは、クリュイタンス以外いないのでは?と思わせる名演奏だと思います。同じEMIから現代の名指揮者小澤征爾 フランス国立管弦楽団のCDも発売されていますが、聞き比べると本当に同じ曲かと思うぐらいのある種の衝撃を受けます。この演奏を聴いて、クリュイタンス、パリ音楽院の組み合わせが好きになりました。古くとも、残っていってほしい、名演奏だと思います。
>> 最高!!
クリュイタンス&パリ音楽院管弦楽団の演奏が大好きです。ラヴェルの管弦楽曲集も最高でしたが、この演奏も素晴らしい!ノリの良さ、迫力、美しさ、いろいろな面を聴かせてくれます。超おすすめです!
>> 近年の名盤を寄せ付けないこの曲の決定的名盤。クリュイタンス自家薬籠中のアルルの女
ビゼーの「アルルの女」組曲のような、美しい旋律に溢れた、誰でも知っているような親しみやすい名曲ともなると、どんな指揮者の演奏でも、それなりに聴けてしまうのだが、さすがに、この曲を自家薬籠中の得意中の得意曲とし、長い間、この曲の決定的名盤の名をほしいままにしているクリュイタンスの曲作りの設計は、見事の一言だ。
クリュイタンスの演奏は、全体的に、遅目のテンポで統一した安定感があり、その音楽は、自然に、淀みなく、心地よく流れていく。また、明るく色彩感豊かな音色で、歌うべきところをたっぷりと歌わせているだけでなく、スケールの大きさにも不足するところはなく、鳴らすべきところは存分に鳴らしており、第2組曲終曲の「ファランドール」での、一気に畳み掛けるような熱狂的なフィナーレは圧巻だ。
1964年録音のクリュイタンス盤に対し、近年の名演奏と評されているのが、1991年録音のチョン・ミュンフン指揮パリ・バスティーユ管盤だ。チョンの演奏は、クリュイタンスとは対照的で、速いところはより速く、遅いところはより遅くと、緩急の描き分けが大きく、クリュイタンスより繊細で緻密な演奏を聴かせてはいるのだが、音楽が心地よく流れているとは言い難く、音色もクリュイタンスより軽い。クリュイタンスの演奏がスタンダードとなってしまっている中で、これだけの個性を出せるのは凄いとは思うのだが、やはり、クリュイタンスの演奏の魅力にはかなわないと思う。
併録されているクリュイタンスの「カルメン」組曲は、わずか4曲、演奏時間にして8分46秒と、チョンを始めとした大半の組曲盤と比較すると、組曲と呼べるほどのボリュームはない。しかし、「カルメン」組曲の名曲はほぼ網羅しており、「カルメン」組曲としては、これで十分だろう。演奏スタイルは、クリュイタンス、チョンとも、「アルルの女」と基本的に変わるところはない。
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