チャイコフスキー&ラフマニノフ:ピアノ協奏曲
>> とにかく素晴らしいです
最近までリヒテルのピアノ曲というものをあまり聞いたことがなかったのですが、この曲を聴いて心底驚かせられました。とにかく素晴らしいの一言です。さて、その素晴らしさの内容ですが、とにかくピアノの一音一音が心に響いてくるのです。決して綺麗ではなく、田舎くさいと批判される方もおりますが、これほど心に響く音を奏でるピアニストは、そうざらにはいないと思います。今までは、定番といわれる、おとなしい演奏ばかりを聴いてきたので、ラフマニノフのピアノ協奏曲自体、特に好きではなかったのですが、この作品を聞いて最も好きな曲の一つになりました。自身、アルゲリッチも大好きなピアニストの一人ですが、アルゲリッチが好きな人であれば、同様の感想を持って頂けるのではと思います。
なお、チャイコの方は、リヒテルのピアノに関する限り、上記同様です。しかしながら、バックの演奏、特に第3楽章が前に出すぎで少しうるさいような気がします。
>> リヒテルをめぐるワンダーランド
「ロシア学派」っていう言葉と出会ったとき、どの様な印象を持つものだろうか?
勿論、学問の話なんかではなく音楽での話だ。
ピアノでは打鍵を強く弾き、力強く厚みを持たせた演奏をするのが「それ」であるとされ、
比較的近い年代では「鋼鉄の腕を持つギレリス」や「リヒテル」などがその代名詞と言われており、
このCDにおいては、ラフマニノフとチャイコフスキーという2人のロシアの作曲家の代表的なピアノ協奏曲を
そのリヒテルがソリストを務めるのだから、
「ロシア学派」という演奏を知る上では最もわかり易い一例ということになるのだと思う。
リヒテルの演奏は高音に対して打鍵を強く弾くだけでなく、弱音に対しては繊細なタッチで表現するために、
とりわけラフマニノフ:ピアノ協奏曲2番は彼の演奏に合っていると言われ、1959年の録音以来現在に至るまで
永きに渡って高い評価を与えつづけられているのもわかる気がする。
・・・が、これほどの人気と難易度の高い曲ともなると
腕に覚えのあるソリスト達がそれこそオニの数程録音を残していて、
たとえば「アシュケナージ」のように「洗練された」と感じるような
リヒテルとは違ったアプローチの演奏も負けない位高い評価を与えられていたりもするので、
「代表盤を探し出そう」なんて妙な色気を出そうとする度に結局は個人の判断のみぞ知る。。。というオチになってしまう。
もう一方の1962年に演奏されたチャイコフスキー:ピアノ協奏曲1番についても、
こちらはこちらで伴奏の「カラヤン」がバンバンとオケを煽った熱い演奏を展開していて、
それにスイッチの入ったリヒテルが真っ向から挑みかかり、お互いに一歩も引かないまま最終楽章にもつれ込むという
まるでデスマッチの様な・・・ しかし弱音での聴かせどころはしっかりと心得ているあたりは、流石としか言いようがない。
( 個人的にも大好きな演奏なのだが )
・・・が、これもこの曲を得意中の得意とする「ピアノの 魔女・アルゲリッチ」の演奏が代表盤の一角に君臨している。
さぁ、あなたはどうする ?かしこ。
>> 普通のCDも持っていましたが、SHM-CDも購入しました
チャイコフスキーのピアノ協奏曲をメインに聴こうと思い買いました。私に取っては最高の作品です。他の演奏と較べて一番良かったです。さて、CDとSHM-CDではどう違うかといいますと、やはりクリアーな音でしょうか。宣伝文句じゃありませんが、薄いベールが一枚剥がれた様な音です。但し、もの凄く良いオーディオ装置で聞くと、マスター・テープのノイズが聞こえてしまうようです。これは知り合いの超オーディオ・マニアの家で聞いた時に判明したもので、拙宅の装置では全くノイズ・フリーで快適な演奏・録音です。
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