ヨーヨー・マ プレイズ・モリコーネ
>> 恋に落ちた豊饒の調べ
大好きな「ミッション」のガブリエルのオーボエが一曲目です。一曲目から心をわしづかみされました。切ない調べと共に、映画のシーンが浮かんできて、涙がでてしまいそうでした。「マレーナ」のメインテーマや「レディ・カリフ」のノクターン、この2曲も感動ものです。
「レディ・カリフ」は映画は観たことはありません。が、よくフィギュアスケートに使われる曲目で、かつては、ロシアペア、最近ではバンクーバーOPの男子フィギュアのフリーで、アメリカのジョニー・ウィアー選手が使用。この曲にまさに「恋に落ちて」いて、ずっと「レディ・カリフ」が入ったCDを探していました。
この曲が入っているだけでも、私にとってはお宝です。本当に買ってよかった。
その他の曲ももちろん名曲揃い。年齢と共に失われつつある感性を少しは取り戻せると、いいのですが・・。
ヨーヨー・マが奏でるチェロの音色は、芳醇で切なくて哀しくて、官能的でさえあります。
モリコーネ自身がプロデュース、オーケストレーション、指揮をしている所も購入した動機です。アレンジも大人のアレンジ。芳香、超一流のアーティストのなせる技。
「ミッション」のガブリエルのオーボエと、「海の上のピアニスト」は、オーケストラによるものと、チェロとピアノのみの2ヴァージョンが入っています。解説書もしっかりとしたもの。
私は名盤だと思いました。専門的な音楽知識も、肥えた耳も持たない私ですが、感動させられました。
>> 癒されたい人には★五つ。
耳に心地良い旋律を美しい音色で奏でれば、音楽は至上の輝きを放つ。
こんな単純な方程式が必ずしも正解を導き出さないところが、音楽の面白さであり、また難しさでもある。
本作はモリコーネ作品の中でも特に甘美な、または感傷的なメロディを持つ曲を精選。世界最高の技巧を持つチェリストとのコラボレーションを、作曲者自身のアレンジと指揮で実現した、たいへん贅沢な企画盤だ。
ヨーヨー・マの凄さは充分に認識しているつもりだったが、ここで聴かれる変幻自在のヴィブラートには改めて驚かされた。純クラシック曲の演奏とまったく違う歌い回しに、この演奏家の底知れないポテンシャルを観る気がする。巧い奏者はチェロからオーボエのような音色を引き出してみせるが、二胡のようになよやかなトーンを出せる人は彼の他にいないだろう。
ただしここでは、原曲が本来持っている映画音楽としての素晴らしさは完全に消失し、ひたすら耳に心地良い音の連なりになっていることも指摘しておかねばならない。人間の愚かしさ、可笑しさと哀しさを、手を変え品を変えで巧みに表現する職人芸こそモリコーネの真骨頂と信じる人間にとって、本作は腹立たしいほどに心地良く中身がない。
ここに寄せられた高い評価に水を差す意図も、また本作を全否定するつもりも無いが、モリコーネとマという音楽家二人が本来立つべき地平は、こういう癒しの世界とは別のところにある。
>> 文句なく5つ星
久しぶりに、ただ無言でお薦めできます。
心に響くとはこういう音楽ですね。
毎晩寝るときに聞いてます。
ただひたすらプロ同士が重ねていく音と音符の共演といった感じ。
夏の朝、週末に聴きたいかも♪
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