Friday, April 22, 2011

ムソルグスキー/ラヴェル編:「展覧会の絵」&ラヴェル:「ボレロ」


ムソルグスキー/ラヴェル編:「展覧会の絵」&ラヴェル:「ボレロ」
>> 空間に満ちた響きは、心地良く空気と溶けあって、聞く人を・・・・ユニークかつ独創的な名演
 チェリビダッケがロンドン交響楽団とともに来日し、この曲を生で聞いた時の感動は今も忘れらなません。

 最初のプロムナードのゆっくりした響きなど、実は本当はこうだったと最後には想ってしまうようなユニークかつ記憶に残る名演です。 

 チェリビダッケは心理学を学び、音楽とは人間の心に影響を及ぼす空間の響きと考えていたと言う話をどこかで聞いた事がありますが、この演奏はまさにそれを実現しているようです。

 ゆっくりと歌うような、語りかけるようなテンポは、まるで空間に満ちた空気と音が心地良く溶け合って、聞く人を溶かし込んでいくような錯覚すら覚えさせます。



 小さなアラや失敗なんか問題にしない。音楽は聞く人のためにある。そんな環境と溶け合ったようなゆっくりと語りかけるようなテンポが大きなスケールとなって聞く人の心に語りかけてきます。



 展覧会の絵を聞き過ぎて飽きたてしまった人でも、この曲の本当の意味はこうだったんだと納得し、聞き終わった後に爽やかな感動が残るユニークかつ独創的な空前絶後の名演です。

 推薦します。
>> おらといっしょにぱらいそさいくだ!!
 タイトルの引用は諸星大二郎先生の大傑作『妖怪ハンター 地の巻 (集英社文庫)』から。このCDを聴いたときまず頭に浮かんだのは、このセリフだった。

 決してウケ狙いだけで言っているのではない。それは、まさに天国に至る体験だったのだ。



 人間とは矮小な存在であり、その歩みもまた小さい。しかし、ただ一心に、そして力尽きる果てまで歩き切ったとき、神の国はその門を開く。

 一途さ、敬虔さが人を天国(パライソ)へと導く―――





 まさか「展覧会の絵」がかくも壮大な信仰のドラマだったとは…… この音楽についての単なる美しい曲というイメージを一変させる体験。未聴の方はぜひ聞いてほしい。もはやこれは神秘体験といってもいい。語ろうにも語りつくせない、天国へと至る体験がここにはある。



 「みんな、ぱらいそさいくだ! おらといっしょにぱらいそさいくだ!!」

 

 語りえないことを語るのが音楽であり、音楽を通じてのみ、人は天国へと至る―――





 「わしも つれていってくだせ  わしも つれていってくだせ……」
>> 私、この展覧会の生演奏聴きました 
 

最初、「えらい遅いな〜、これじゃあ最後まで持たないだろう… 」と思いました。

ところが、予期に反し、音楽が抜けないのです。それどころか、「スコアにこんな音まで書いてたのか? 今まで聞いてたのは何だったんだ!… 」

そして、自分の心臓の高鳴りを聞きながら、震えながら、最後までその音楽に身をゆだねていたのです。

今、思い出しても涙が出てきます。

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