Thursday, April 14, 2011

ベートーヴェン:ヴァイオリンソナタ第5番&第9番


ベートーヴェン:ヴァイオリンソナタ第5番&第9番
>> 基本・定番・名演
"春"の出だし、オイストラフの伸びやかで情感あふれるA音を聴いただけで名演と断言してしまいたくなるに十分だ。匂い立つようなとはこういうのを言うのか。こんな音楽を奏でられるのは後にも先にもオイストラフを措いて他にはいない。"クロイツェル"でも決してエキセントリックにならず堂々たる佇まいをみせるあたりは、やはり格の違いというものだろう。



オボーリンのピアノも、優美この上ないオイストラフを堅実にサポートしている。ベートーヴェンのソナタの性格を考えれば、もっと主張してほしいという気がしなくもないが、オイストラフのパートナーとしては品格的に十分だ。このバランス感覚が名演を定番たらしめているように思える。



1962年の録音ということで音もいささか古くはあるものの、録音を凌駕する音楽の深みは十分に感じ取れる。演奏は端正極まりなく、まさに王道を行くもので、初心者に何の躊躇もなく勧められる。



疲れた心にこんなにも優しく染みるベートーヴェン。至福の時間。素晴らしい。
>> 「クロイツェル」は良いが… 「春」はちょっと堅苦しく気詰まりするね。
全集買おうかなと思って試しに聴いてみました。

実はオイストラフを聴くのは初めてだったりする(笑)きっちり弾いてるんだけど柔らかさに欠ける気がする。グリュミオーやシェリングと較べると音が渇いてパサつく感が有り聴きづらい… これでピアノが柔らかかったら少しは良いんだけどオボーリンはギレリス並に硬い音、しかもギレリスみたいな緩徐楽章の美しさ柔らかさに欠けるから息が抜けない… とても全集聴き通せないなと思いました。


>> 私の中ではこの2曲のベスト盤です
 ベートーヴェンのヴァイオリンソナタ第5番「春」と第9番「クロイツェル」は、私の中では特に気に入ってる曲の1つだが、今まで聴いたCDに収録されていた演奏はどちらかと言うと自由奔放で一貫性がないように感じられ、あまり好きではなかった。だが、このCDに収録されている演奏を聴いた時、これこそがヴァイオリンソナタの演奏の規範なのではないかと感じた。テンポを忠実に守りながらも、強弱のメリハリや音色をこと細かに変えることによって、美しく豊か且つのどかで、気品高くも感情の起伏が激しい劇的な演奏になっている。気難しい顔した先生の演奏みたいだと思われる方がおられるかもしれないが、私はそうは思わない。私は、クラシックについての知識がまだまだ浅はかだが、こんな私の意見でも参考にしてもらえると嬉しい。

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