Saturday, May 14, 2011

クライスラー:ヴァイオリン名曲集


クライスラー:ヴァイオリン名曲集
>> 軽やかな風がふく
凄い難曲や、重い曲も軽々と歌い上げます。

聞いてると心も軽くなってきます。

ただ私はドラマティックな演奏が好きなので

少し物足りない感じはしました。
>> 若かりしパールマン
今ではヴァイオリン界の大御所となたパールマンですが、これはそんな彼が30代前半で録音したクライスラー小品集です。彼の確かな技術と明るい音は、クライスラーの小品に非常によくマッチしています。印象として、クライスラー本人の自作自演を聞いたときと似た『色』を感じました。愛の喜びなど超有名作は他の演奏者のものもたくさんありますが、このCDはあまり有名でない作品も取り上げていて、私自身彼の録音で初めて聞いてその魅力を知った小品が幾つかあります。個人的に好きなのは『ロンドンデリー・エア』。よくもハーモニクスであんな音色が出せるな、と驚嘆しました(聞いてのお楽しみ)。

ところどころスタッカートが硬いな、と感じるところもありましたが、それも含めて何度も繰り返して聞くに値する逸品です!
>> 珠玉の小品集
こうした際物的なピースの演奏においてパールマンの柔軟な姿勢がこれほど好ましい印象を残した例も少ない。彼の演奏表現には聴衆に対する良い意味での媚がある。それは時として官能的でもあるし、忘れ去られた過去への追憶を蘇らせることもある。また彼には聴く者の心を積極的に捉えようとする庶民的な気さくさがある。そしてその為にはあらゆるテクニックを駆使するが、決して度を過ごした品のない表現に陥らないのは彼の秀でた音楽性の賜物だろう。



自己の芸術的な理想は高邁なものであっても時には聴衆と一緒に歩んで行く、そんな彼の優しさがここに収められた19曲に集約されている。それぞれの曲に思いが込められ個性が与えられて理屈抜きに楽しませてくれるアルバムだ。ソロをサポートするサミュエル・サンダースのピアノも音楽的センスの光る名伴奏で、まさに珠玉の小品集の名に相応しい仕上がりになっている。1975年から78年にかけての録音が今回新たにリマスタリングされ音質もきわめて良好だ。

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