ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」
>> 最高にして最強の第九
興奮する,感動するという点では他の第九を凌ぐと思う
>> ただならぬ色気を纏う名演
クラシックというジャンルは、
それがいかなる名盤であったとしても、いずれは他の演奏に取って代わられる時を迎える宿命にあるのだが、
唯一その可能性が極めて0に等しいと言われ続けているのが
この1951年に演奏された20世紀のカリスマ:フルトヴェングラーの指揮による
「ベートーヴェン:交響曲第9番」通称「バイロイトの第9」だそうだ。
そんな殿堂入りクラスの演奏だからこそ
同一録音からの板起こしなどといった方法でイロイロなレコード会社から
オニの数程のCDが商品化されていて、更には同一演奏者による同じ日の異なった録音のCDまでもが商品化されており、
それぞれにいい面と悪い面を併せ持っているぶん、それはまさに「カオスの世界」になっていて、
そこに足を踏み入れたくても非常に視界が悪くなっているのがホント、もったいないと思う。
そんななかでオリジナルのマスターテープを所有し、その音源からリリースされているこのEMI盤を
選択肢に考えてみるのもひとつかもしれない。
マスターテープからのリリースだからといって「いい」と言い切るのには、本当のところ
結論を急ぎ過ぎると思っているが、その付加価値は決して小さなものとは言えないのではないだろうか ?
問題視されている音質については古いモノラル録音なので、確かに客観的に見て「いい」とは言い難いが、
ティタニア・パラストの第5の音質を苦痛に感じないと思えるのなら問題ないと思うし、
個人的な感想を言わせていただけるのであれば、一般に言われている程ひどいとまでは思わない。
っていうか、この演奏は第一楽章の出だしからただならない雰囲気の色気に包まれているので、
できる事なら音質の壁を乗り越えてぜひ触れてみていただければと思っている。かしこ。
>> オリジナルジャケット
オリジナルジャケットが懐かしい。正規の版権を持つ日本のメーカーの製品だが、肝心の音質はさまざまなマイナーレーベルからさまざまに改善を施されたものや音が新鮮だった初期LPからのCD化がなされたものが出ており、価値は今ひとつ落ちたような感じだ。昨年末、Orfeoレーベルの放送局録音による同演奏無修正版というのが出て、影が薄くなるばかりだが、聞き比べてみるのも面白い。ただし、EMI盤ならイタリアEMIの全集を推奨する。
No comments:
Post a Comment