チャイコフスキー:交響曲第5番
>> 壮大な演奏に圧倒されました。大伽藍の如き、圧倒的な名演!
最初から最後まで、悠揚迫らぬゆっくりとしたテンポでもって、堅牢な交響楽の大伽藍が築き上げられてゆく演奏。ほかの方々のレビューを読み、ある程度予測はしていたのですが、やはりこれは心揺さぶらずにはおかない名演奏と言っていいでしょう。
殊に、第2楽章の後半と、第4楽章のすべてが素晴らしかった。大海原に波がうねり、次第に盛り上がるが如く、大空に白雲が湧き、いつの間にかせり出してくるが如く、その壮大な演奏にぐいぐいと圧倒されました。
チャイコフスキーのシンフォニーのはずなのに、時々ブルックナーのそれのようにも錯覚するかという、なんともパワフルでもの凄い演奏。1991年5月29日、ミュンヘンのガスタイクザールでのライヴ録音です。
堪能させられた58分。ブラヴォー!
>> 神々しささえ感じられるほどの・・・
圧倒的な名演。
カラヤンの壮麗、バーンスタインの激情、ムラヴィンスキーの峻厳、そしてスヴェトラーノフの豪快な力技を我々は知っている。
しかしチェリは全く別の次元からアプローチする。
冒頭の陰鬱な主題が終楽章再現部クライマックスで回帰するとき、我々の前にあるのは勝利の凱歌でもなく、ロシア民衆の叫びでもない。
それは音に姿を変えた神の恩寵である。
救い、とでもいえるだろうか。
いいから聴きなさい。
>> この金管は最高!!感涙ものです。
宇野功芳氏等によりもう語り尽くされた名演を購入し、初めて聞いてみました。
この曲を知っている人なら誰でもが注目する第4楽章のコーダ。尋常ならぬ遅いテンポが最高なのはもちろん、あのトランペット(およびトロンボーン)奏者たち(特にトップですね)!!最後まで、完璧に吹きまくっており、他の演奏では、カラヤン/ベルリンフィルをしても、どうしても腰砕けになって、音量が落ちてしまうラスト直前の和音も、爽快に吹ききっており、念願の夢がかなった演奏。感動で涙があふれて仕方なかったです。日頃から、ブルックナーで鍛えられた成果と言えるのでしょう。ただし、ベルリンフィルに比べると、録音のせいもあり、弦楽器(特にバイオリン)が音量的に弱く、もう一つ管楽器に押されてしまい、金管とティンパニがライヴ録音のためもあって、聴こえすぎる気もします。
バーンスタインの新盤とともに巨大な、ロマン的な演奏です。もちろん、カラヤンの71年版も、ライヴのような熱い演奏で、イエスキリスト教会の飽和した音響とともに、最高の聞き物ではありますが・・
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