Saturday, March 19, 2011

ヤナーチェク:シンフォニエッタ


ヤナーチェク:シンフォニエッタ
>> 青豆雅美はシンフォニエッタを聞きながらシュールの世界に足を踏み入れた
青豆は、シンフォニエッタのアグレッシブな曲にに励まされるように、首都高の非常階段を一段一段降りて行った。

村上春樹は『1Q84』の冒頭をこの様なイメージに包み、読者を異質な世界に誘導する。シンフォニエッタは重要でどうしても欠かせない。確かにシンフォニエッタには戦闘的な響きが沸騰している。
>> ヤナーチェクの楽器編成・サウンドは独特です
村上春樹氏の新作小説『1Q84』に『シンフォニエッタ』がくりかえし出てくるので聴いてみたくて買いました.

小説に出てくるのはジョージ・セル盤ですが,

1.こっちの方が安いのと,

2.セル盤はカップリングがバルトークの『管弦楽のための協奏曲(通称オケコン)』なのですが,大幅に改変した演奏らしく,

敬遠しました.



さてクーベリック盤ですが,ヤナーチェク入門として,この作曲家のユニークさを概観できます.

1.シンフォニエッタ(小交響曲)は「交響曲」の条件を全く備えていません.ソナタ形式もロンド形式も三部形式も無く,事実上管弦楽組曲でしょう.

金管や打楽器が前面に出た特異なサウンド・奇妙な曲想で,くりかえし聴いていると,引き込まれます.

2.コンチェルティーノ(小協奏曲)も,やはり楽器編成が異常です(カプリッチョも).ピアノ以外はチューバなど金管ばかり.

全く独特のサウンドと音楽世界です.



同じチェコ人作曲家でも,ドヴォルザークやスメタナとはぜんぜん違います.ヤナーチェクは「モラヴィア」出身だそうですが,やはりボヘミアとは風土が違うのでしょうか.



一聴をお勧めします.


>> ヤナーチェクの名曲が満載
ヤナーチェクは20世紀初頭に活躍したチェコの作曲家です。シンフォニエッタの冒頭を聞けばわかりますが、非常に民族色の強い音楽を作る作曲家です。同じチェコ出身の作曲家ドヴォルザークと比べてもその色はかなり濃いでしょう。そんな彼の曲をチェコ出身の指揮者クーベリックがすばらしい演奏で聞かせてくれています。オーケストラはチェコフィルではありませんが、クーベリックの主兵であるバイエルン放送交響楽団ですので安心して聞くことができるでしょう。お勧めです。

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