Sunday, March 6, 2011

イタリア・バロック・オーボエ協奏曲集


イタリア・バロック・オーボエ協奏曲集
>> このCDはすごい!
オーボエ協奏曲はいままで、聞いたことがなかったのですが、Screamer Radioというネットのサイトで初めて聞いて感動し、購入しました。

オーボエ奏者のシュレンバーガー、Solisti Italiano(イタリアの音楽教授達)のオーケストラ、いづれも世界一のレヴェルの演奏ですね!
>> どうしてそういう音出るの?
シェレンベルガーのオーボエの音色が素晴らしい、というこの一言に尽きてしまう。マルチェロの協奏曲では泣かされそうになった。目覚めの悪い朝、このアルバムを聴くと、活動を始める元気のもとになるかもしれない。バロックを普段聴かない人にもお勧め。
>> シェレンベルガーはいいねー!
 かねてより念願であったマルチェルロのニ短調をやっと全曲通して聴くことができた。そしてつくづく感じたのは、作品(演奏された完成品)の本当の味わいは摘まみ食いでは十分に感じ取れないということである。音楽、映画、演劇、絵画、文芸、料理等々おしなべて言えることであろうが。
 アルビノーニのニ短調がなかったのは残念であるが、代わりにアルビノーニの他の作品やヴィヴァルディ、サンマルティーニを聴くことができた。マルチェルロ以外はどれも初めて聴く曲であったが、どことなくオペラの序曲のようなニュアンスが感じられるサンマルティーニに魅了された。
 さて、シェレンベルガーであるが、やはりシェレンベルガーは期待を裏切らなかった。シェレンベルガーの音は世界で最も美しいんだって。さもあらん。艶やかでありながら清澄な響きはたまらなく美しい。しかも、美しいのは音色だけではない。しなやかでありながら端正で清楚な節回しや音感、このうえもなくデリケートな陰影に富んだ表情、そこはかとなく漂う寂寥感、これらが相俟って、マルチェルロの第2楽章アダージョの美しさは、その味わいの深さといい、いいしれぬ情趣の流れといい、天国的な美しさと言っても過言ではあるまい。因みにこの美しい旋律はバッハの「G線上のアリア」やヘンデルの「オンブラ・マイ・フ」、グルックの「精霊の踊り」に勝るとも劣らない名旋律である。本当に美しい。それをシェレンベルガーは更に美しくしている。
 アルビノーニのニ短調も是非聴きたい。

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