ベートーヴェン:交響曲全集
>> ケースがコンパクト
音については、他の方々が書かれているので、外装について。
6枚のCDが、不織布の薄い袋に1枚ずつ入り、
それらが解説書と一緒に、外箱の紙製ケースに収められています。
外箱は、蓋と本体が一体化したような構造で、書籍のように右から開きます。
蓋だけ紛失、等という心配もなく、良いと思います。
一般的なプラスチック製ケースに比べて嵩ばらず、軽いので持ち運びにも便利です。
廉価版ならではの簡易外装という面もあるのでしょうが、個人的には非常に気に入りました。
>> ベートーヴェンの音楽世界。
ベートーヴェンの交響曲全集を持つこと自体に満足感がある
でも誰のものを選ぶかとなると、かなり難しい
このオトマール・スウィトナー、
知名度やネームバリューの点では、
幾人もの指揮者の後に来るかもしれないが
ベートーヴェンの音楽を響かせるという点では
トップクラス
演奏にけれん味がなく、作曲者が構築し創造した音世界が
そこに出現する魅力は味わい深い
みずみずしく古典音楽としての完成度の高さも持つ1番・2番は
若々しく、格調高く、喜びにあふれています
1番と2番を続けて聴くと
若々しい生きる喜び、充実感がこみ上げる
この時期にベートーヴェンはハイリゲンシュタットの遺書を書き
自身の絶望を乗り越えた
堰を切ったような強い命の躍動が、演奏から流れ出る
5番「運命」
深刻重厚になりすぎるこの曲
真面目だけれど退屈な演奏や、有名な名演奏など、
それぞれがいくつかの「運命」体験をしていると思います
スウィトナーの演奏は、骨格がはっきりし、
各楽器の聴かせどころが鮮明
深刻になりすぎることなく、雄大で格調高く
作曲者の意図と精神を浮き彫りにしていく
今まで聴いてきた中で、もっとも魅力的な演奏
7番は、リズムの聖化と形容されるように力強い舞踏曲
スウィトナー版は3拍子の優美さを保ちながら
大聖堂の空間を上昇していくような荘厳な演奏を聴かせてくれる
(ただし第4楽章はさすがに息切れ感がある)
ベートーヴェンが7つの交響曲を書き進めてきて、
最後に古典音楽の方を振り返り、
それへの敬意を込め、その語法で見事に書き上げた8番は
見事さのままに鳴り響いて
ベートーヴェンの音楽に身をひたす喜びを満喫
「エグモント」「コリオラン」といった序曲の演奏も充実
録音もライブ感があり、
オケの全体が眼前に広がるような臨場感と立体感
全集だからといってすべてを聴き通さねば、
という思い込みにこだわらず
気になった曲から少しずつ聴いていく楽しみが味わえます
>> クラ音痴の私でも凄いと思います
クラシックのことは良くわかりませんが、ベートーベンの名前につられて全集を色々と購入。クレンペラー、モントゥー、カラヤン(SACD)、ハイティンク(SACD)、イッセルシュテット、ヨッフム(ヘボウとロンドン)なぞを買い、夫々にヘェーッと思いながら巨匠の違いを感じてきました。スゥイトナーは10枚組みのモーツァルトとシャルプラッテンのリマスターシリーズ(キング盤)で興味を持ち、歌舞伎町さんのレビュー等もあってついに本セットも購入、これ良いですね(爆)録音も想像以上に良いですし、何か他の巨匠たちにはない重厚さと繊細さが良い意味で古いドイツの音楽を想像させます。後はセルの全集ですが、本当にSACD、出ないですかね?(爆)
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