モーツァルト:レクイエム
>> レクイエムの真髄と正鵠を射た歴史的録音
歴史的録音には古いものが多い。長い年月に淘汰され、高い評価を
得たものが多い。しかし、ムーティの録音は1987年と新しいものだが
この録音を凌駕するものは、恐らく出てこないだろうと思う。
世界最高レベルの合唱団を擁して、満を持して選び抜かれた独唱者陣。
多くを語らずしても、聴けば分かる。好条件が重なり合って出来た、
この幸せをつくづく感謝する。
>> レクイエムに魅せられて
モーツアルトは好きな人の一人だ。
今の混乱した精神の落ち着かない人々が多い、そんななかにいても
レクイエムは心を穏やかにしてくれる。
3, 怒りの日 mutiはすばらしい
8, 涙の日
ベルリンフィルをコンダクトしているMUTIはこのあたりにも
荘厳さを響かせてくれる。
皆様もクラシックとくにレクイエムお聴きになってみませんか?
推薦いたします。
>> 美しい旋律の連続
人の死に際して演奏される、荘厳で壮麗で、非常に重々しい旋律。クラシックのベテランの人に言わせると本作はモーツァルトの最高傑作ではないそうだが、僕は本作が彼の最高傑作と思っている。ただ単に個人的好みであって、それを人に納得させるクラシックの知識は僕にはない。長調(メジャー)が多い彼の作品の中で、本作は短調(マイナー)ばかりで、死に対しての尊厳さが深く深く表されている。本作が気に入り他の作曲家のレクイエムも聞いたのだが、どうもしっくり来ない。他のレクイエムは交響曲的であったり、オペラ的であったり、長調で妙に明るい調であったり。モーツァルトのレクイエムの重さ、暗さが「死」を扱う曲にはぴったりだと思う。
しかし教会音楽である一方、ほとんどの人はモーツァルトの作品として聞いているだろうし、作品として見ても実に美しく、素晴らしい曲だ。
本作はどこまでが彼の作品で、どこまでが弟子のジュースマイヤーの作品かはっきりしないのだが、モーツァルトは死の直前、この作品を仕上げるにあたり、弟子に指示し、弟子は師の手法で作品を仕上げたのでジュースマイヤーの部分も限りなくモーツァルトに近いと思う。だから研究者であってもわからないのだろう。と僕は思う。
匿名の依頼者から作曲を依頼され、仕上げる事無く、彼は死の床についた。おそらく自分自身の為のレクイエムを作曲している心境になっていったのでないか。彼の心境がどんなだったのかと考えると、非常に重い作品だ。
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