チャイコフスキー:交響曲第6番
>> カラヤンの十八番
悲愴といえばカラヤンが最も得意としていた曲ですが、ドイツ・グラモフォンに録音した70年代のこのCDはカラヤン&ベルリン・フィルの最盛期を象徴する素晴らしい演奏だと思います。
>> 悲愴の頂点
言うまでもなく、チャイコフスキーの名曲中の名曲である「悲愴」ですが、
数々の演奏を耳にして、LP時代から10数枚を購入し愛聴してきました。
カラヤンの演奏もド派手なEMI盤、枯れた魅力のウィーンフィルとの最後のもの、
今、改めてカラヤンの芸術を60年代70年代80年代と聴き直し、
CDも買いなおして聴いています。
この76年当時のベルリンフィルのアンサンブルの完璧さは惚れ惚れします。
そして磨き上げた「悲愴」の美しさ悲しさに感動しなおしました。
そして、たった1000円でこの名盤が買えるとは驚きです。
チャイコフスキー入門者には絶対この1枚をお勧めします。
>> 第3楽章についてのみの感想ですが
カラヤンによる悲愴の第3楽章は大変情熱的であり、重厚なサウンドを私たちは楽しむことができるでしょう。
そのような演奏が好みの方にはぜひお薦めしたい素晴らしい演奏です。
しかし、第3楽章はト長調によるスケルツォと行進曲であります。
優雅さと諧謔さ、軽やかさ(この例えは少し言葉選びが悪いかもしれませんが)という観点からすれば、カラヤンの演奏は元気が良すぎる、ガシガシ猛進する行進曲のようにも聞こえます。
もし、優雅さと諧謔さ、軽やかさを重視するのであればムラヴィンスキー/レニングラードフィルの演奏を薦めます。
もちろん、ほかにも名演奏はあることと思います。
いろいろと聞き比べをして、一つの曲の解釈の多様性を楽しむのも面白いかもしれません。
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