Friday, January 28, 2011

ショパン:ワルツ集(全曲)デラックス・エディション(DVD付)


ショパン:ワルツ集(全曲)デラックス・エディション(DVD付)
>> 目が覚めるワルツ
このようなショパンのワルツは初めてです。早いばかりでもなくせっかちでもなく、しなやかでタフで音量もPPPからFFFまで自由自在、テンポの変化も自由自在しかも遊びでなく、深遠な印象です。ショパンのワルツがまだ開拓の余地が大きいことを身をもって示した演奏と思います。ディヌリパッティに似てるけれどオリジナリティが感じられます。YOUTUBEを見ても、脱力のすばらしさや、こわばらない身のこなし、腕や手首や指まで、まさしく天才と思います。個人的には5番のアッピール度が抜群ですね。OP.64-2はどうするのかしらと思ったら、コルトー風に内声のメロディーをしのばせていましたが、とても普通でできないようなピアニシモで動かす様子はすてきです。生きていてよかったと実感しますね。
>> 新鮮ですよ。
 こちらはSHM-CDなので、よりマスターテープに近い音を望まれる方は通常版ではなく、本盤をすすめます(私は通常版は所持しておりませんので、比較はできませんが低音の厚みと繊細な音を十分に感じ取れることは事実です)。

 また付属のDVDは10分程度のドキュメンタリー+<ノクターン嬰ハ短調遺作>、<ワルツ第三番>、<ワルツ遺作KK-IV-b-11>の演奏シーンの抜粋が収録されています。



 演奏の方ですが、一言、新鮮なワルツです。ですが決して奇をてらったものではなく、ストレートな部類に入る演奏です。

 テンポは標準よりややゆったり目。ワルツにしてはルバートが多少独特ですが、それでいてネットリせずにワルツらしく淡々と弾いているように聴かせることができるのは、やはり非凡な才能だといわざるを得ません。とても不思議な感じがしました。

 リパッティ、ルービンシュタイン、アシュケナージ、カツァリス、ヨッフェ、ポヴォッカ他、いろいろな方のワルツを聴いてきましたが、それでもまだ新鮮味を感じさせてくれる魅力的な演奏です。
>> 買うならば絶対にこちらです
CDのみの版とこちらのデラックス・エディションのどちらを買うかずいぶん悩みましたが、こちらにして大正解です。



丁度、いま聴き終わったところですが、「華麗なる大円舞曲」と「ワルツ イ短調」がすてきです。

最初に買った、リストの「超絶技巧練習曲」が評判が良すぎて、イメージを壊さないよう、このショパンを買うこともちょっと躊躇しましたが買って良かったです。

やはり、リストのは練習曲であってこちらが音楽でしょうか?



デラックス版にだけ附いているDVD(ドキュメンタリー)が良いです。

彼女のショパンに対する思いが語られていて、感動します。

やはり、「グラモフォンレコードからデビューするということは、こういうことか」、と納得できるはずです。

曲に対する思い入れが甘えた日本人の女性と違います。女性だからと侮ってはいけません。



それにしても、日本人の女性とどうしてこうも緊張感が違うのでしょうね。

日本人の(外国人にもいますが)かわいいだけの女性のCDを買うと本当にがっかりしますが、彼女のCDは買って損はないです。演奏も力強く、それに女性の感受性がプラスされていますので魅力があります。

平和ぼけした日本で育つのと、激動のヨーロッパで育つのとでは、こうもメンタリティに与える影響が違うのでしょうか。

のだめは本当にヨーロッパでデビュー出来るのでしょうか?

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