Friday, November 26, 2010

ベートーヴェン:ピアノソナタ第8番&第14番&第23番


ベートーヴェン:ピアノソナタ第8番&第14番&第23番
>> 「ドイツ的」と言う前時代的な表現からベートーベンを解放した現代的な演奏ですね。
このギレリスの盤は、音場の広がりも透明感が有って奥まで見える感じです、ECMっぽい気すらします。 そんな晴れた冬の日の透き通って冷え冷えとした空気感、枯れ木立の中にぽつんとピアノが置かれていて独りギレリスが弾いてる、そんなイメージですね。 ワタシがギレリスを聴こうと思ったのは最近ハマったアファナシエフの師匠だからです… クラシック素人のワタシが聴いて似た所が有ると思った、「悲愴」の第一、第三楽章は確かに全然違うなと思いましたが、第二楽章はアファナシエフも同じ様な表現をするんじゃないかと思いました。ビリー・ジョエルの「ディス・ナイト」のメインメロディーでもある第二楽章がワタシは大好きです。ギレリスは美しい旋律を慈しむ様に丁寧に紡ぎ出してる、柔らかく甘いと言っても良いくらいに心地好い音ですね。全体に力強いとは思いましたが、それがますます優しく語りかける様なピアニッシモを強調している感じで冷たいと言う印象は無い、先に述べた通り音場は冷え冷えとして透明感が有る、それもまたギレリスのふとしたフレーズに垣間見る暖かさを際立たせている気がします。 押し付けがましさやくどい表現も無く、かと言って理解を拒む様な高慢さも無い、楽曲の本意を誠実に汲み取り毅然として提示しています。

>> シベリヤの凍てついた冬の夜の湖面に映える「月の光」
 ココのレビューでも散々書かれている枕詞、「鋼鉄のピアニスト」、ギレリスのベートーヴェン。私はギレリスのベートーヴェンは好きです。でも、嫌いという人がいてもおかしくない演奏だとも思います。

 ギレリスの演奏は、「月光」を例にとって言うなれば、誰もいない人里離れたシベリヤの森林の中にひっそりと存在し続けた湖の水面に映し出された月の光。そこには人の手垢、人の気配、いや、人の名残すらまったく感じられない。ただただ透き通った湖面に、青白く光り輝く月光。人間の介入をあくまでも拒み続ける、そんな厳しい自然の、透き通った鋭角的な美しさをたたえた演奏といえると思います。

 そのある種冷徹なほどに澄み切った演奏を是ととるか非ととるかが、この演奏をチョイスするかどうかの分かれ目かもしれません。この演奏を聴いて、自分の音楽的な好みを判別してみるのも一興かもしれませんね(笑)

 因みに、星の数でわかるとおり、私はこの演奏が大好きです。
>> とても参考になりました
ベートーヴェンのソナタを練習していて、いろいろな演奏を

聴きましたが、一番よかったと思います。

上手いと、ついさらっと弾いてしまう演奏家が多い中、一音一音よく

作りこまれているなと感じました。

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