ゴシック期の音楽
>> マニエリスム(あるいはモテット)における聖と俗の融合
それ以前のノートルダム楽派がグレゴリオ聖歌に対旋律を付することにより音楽のいわば「立体化」を果たした後に現れた「マニエリスム」の時代は技巧や繊細さを重視したが、その中心的なジャンルであるモテット(最低音がテノール、中音がドゥプルムそして最高音がトリプルムという三層構造をなす)は、その歌詞に性や恋愛など俗世間の要素を数多含むものであった。本作品集はそうしたモテット曲を数多く含む名盤であり、西洋音楽史理解のためにも必聴の一枚であると思われる。
>> 永遠のマンロウ
かつて、皆川達夫氏や服部幸三氏によっていち早く紹介された古楽演奏のなかで、一押しで推薦されていた名盤。いまから30年も前のことLPで買って聞いた時の感動は筆舌に尽くしがたい。で、いま聞いても、ちっとも古びていないどころか「新しい」。技巧を尽くそうにも、時代が時代ゆえ、曲にそういう幅があるとは思えないし、そもそも、どんなふうに演奏していたか、これは、造型芸術ではないから、確認の仕様もなく、限界がある。だが、多くの資料、音楽史の知識を縦横に駆使し、現代に残存する地方の古曲など参考に、最後は古楽器をいじりながらありうべき姿を「想像=創造」する。ここに、マンロウのずば抜けた天才があると思う。方向は違うが、グレン・グールドの天才に通じるものは、うまく言えないが「音楽そのもの」を再生することにあると思う。そういう意味では本当に凄い奴は、やっぱり時代を超えていると思うし、ロック好きだろうと、なんだろうと、先入観さえなければ、この盤を聞いて損をする人は居ないと思っている。冬の夜空にうってつけの楽曲だと思う。
>> 予想外
ゴシックという時代が好きで、曲名などから、美しい聖歌的な物だと思い購入。
…全然違った。イメージとは全く違い、曲として楽しむには良いのかも知れないが、癒しの音楽とはいかなかった。
全て同じ男性達の声楽で、「変な曲だ…」というのが、第一印象だった。 万人受けは出来ない曲で、ゴシック時代の曲を知りたい方以外には不要の産物。
と書いてみたが、久しぶりに聴いてみれば、良い曲も少しは入ってます。
しかし、やはり変な曲もあり、何故か聴いてるこっちが恥ずかしい気持ちになりました。
しかし!この人達は上手いです。。
録音も良いです。
でも、クリスマスに聴くなら、名盤カンターテドミノ、を聴いた方が素敵な気持ちになれます。。。
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