チャイコフスキー:1812年
>> のだめからこのCDにたどり着いた方へ
私もそうですが、のだめ見てクラシックっていいなと思った、ビギナーの方。映画で聴いた1812年に感動した方。その中でものだめファンの方はサントラの方が楽しめるんじゃないでしょうかね。このCDにはボレロ入ってませんし笑。一方、私のように雑食の音楽好きで1812に冷や汗出ちゃった方はこのCDはお気をつけあそばせ。うちの貧粗なスピーカーでも今まで聴いたことのない音像が聴こえてきました。ロックだソウルだジャズだテクノだレゲエだ…どのジャンルでも聴けない音像。どのジャンルに対してもすごい刺激としてフィードバックできるカンフル剤。それがクラシック。それが1812。それがこのCDです。いろいろ聴きたくなる。お小遣い大変になりますよー。お気をつけあそばせ。
>> この演奏の魅力は迫力だけじゃない
もう30年以上、聞き続けているストコフスキーの1812年。この演奏の本当の魅力は、大砲の迫力とかではなく、中間部のしみじみとした叙情(ここでも必要以上のリタルダンドで、情緒を煽るが)や、戦闘場面の弦楽器の歌い回し(とくにフレーズ開始のアクセントの付け方は、はっと息をのむほど効果的)にあると思います。決して正統的とはいえないが、この音楽の魅力を引き出すためのアイディアがあふれている。とても心に残る1812年だと思う。ストコフスキー、ブラボーッ!!
>> ヘンテコ強烈録音
ストコフスキーのエッセンスが凝縮された一枚。とにかくやりたい放題やってます。楽譜の改変やダイナミクスの変更はもちろんのこと、録音技術面でもかなりいじっています。たとえば「1812年」の合唱が入ってくる部分でオーケストラの音量が突然引っ込んだり、迫力をだすため(?)音が強烈に割れるまで音量をいじってみたり。そのすべてが効果的であるとはとても言いがたいですが、聴いてて面白い録音ではあります。
編集で音をいじっているために音質面では悲惨なことになっていますが、それも含めてストコフスキーの芸術なのだと割り切ってしまいましょう。
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